アニマルブログ
2016年3月14日 月曜日
翻訳のルール
前回のブログ、「不在にして参加している〜」から無駄に話題を引っ張っております。
翻訳ってそのジャンルごとに訳し方の基本がありまして、その言い回しや表現も時代ごとに変化します。
例えば昔の書物には動物の患者を患畜と記載しており、今時代そのような表現をしたら、時代錯誤どころか獣医師としての資質を問われてしまいます
(実際、とある獣医認定医試験の最終面接で、患者を患畜と言ったことで不合格になった先生がいるそうな、、)。
翻訳では(一般診療も同様ですが)ヒューマンアニマルボンド(人と動物の絆)を理解し、どうぶつは家族の一員であることを踏まえた正しい表現が求められます。
よって、
clientやpatientは、相手がどうぶつであっても「患者」であり、患畜ではありません。
Ownerは、飼主、オーナーではなく「家族」
Foodは、餌、食餌ではなく「フード」「食事」
どうぶつの数は一匹でなく「一頭」
その他
レントゲンは「X線」
様々、事、為などはひらがな表記
団体、会社によっては動物の表記は「どうぶつ」
などなど。
今度からどうぶつに関する雑誌や書物を読まれるときに、「表現」に注意してみると面白いかもしれませんね!
画像は里親募集中のたけちゃん。
ウチの子になってくれるかな~?
ウチのこと気に入ってくれるかな~?
ちゃんとお世話ができるかな~?
と、只今家族で協議中、、。
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