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2011年11月24日 木曜日
福島被災犬
伊東市ではたくさんの被災犬を預かっています。
その中の一人、「ごん太」くンは、女性自身で「余命一カ月の被災犬」として紹介されました。
発見された時にはすでに多中心性のリンパ腫に侵されていました。
記事がきっかけとなって飼い主さんも見つかりました。
飼い主さんはとてもごん太くんを迎えられる状況ではありませんでした。
抗がん剤療法を続ける中、新たにごん太くんを家族として迎えてくれるパートナーが見つかりました。
福島の路上で発見されてから6ヶ月間、癌を患いながらも、治療によって頑張って生きています。
今は新たな飼い主さんと共に福島へ戻りました。
ごん太くんは今、残された短い時間を、たくさんの愛情を注いでくれる素晴らしいご家族とともに過ごしています。
2011年11月17日 木曜日
旅子のダイエット日記
おはようございます。
旅子です・・・ じゃなくて看護師の三田です。
今週の体重、5・2㎏!!
また減りました(^^)v
そしてまた猫ちゃんダイエットのポイントを一つ。
犬は平面ですが、猫は立体で生活します。
旅子ちゃんもダイエット前はただのお部屋(言うならワンルーム)でしたが、ダイエット開始してからは飛び乗れる台を部屋に入れました。ロフト付きのワンルームに引っ越した感じですか(笑)
室内飼いの子なら、キャットタワーや家具の配置で上下運動をできるようにしてあげて下さい。
あまり動きたがらない子には、ちょっと豪華なおやつを上の方に置いたり、おもちゃでつったりしてモチベーションを上げてあげるといいですよ。
あとはフカフカで寝心地のいい場所を上の方に用意してあげるなど。
猫ちゃんのダイエットに苦労してるみなさん、旅子と一緒にがんばりましょう!!
2011年11月12日 土曜日
待合室の仲間たち
こんにちは。看護師の三田です。
今日は待合室のお友達を紹介します。
看護師の井原さん(熱海勤務)作のフエルトでできたチワワちゃんです。
もとはただのフエルトのかたまりだったんですが・・・
本当に器用なんです(^^)v とても私にはできません。
これから仲間が増えていく予定とのことなので、来院の際はぜひテレビ上のペット達に会ってくださいね。
2011年11月9日 水曜日
旅子のダイエット日記
こんにちは。看護師の三田です。
これから院内猫の旅子ちゃんのダイエットの模様をのせていきたいと思います。
今年4月からダイエットを開始 6・65㎏
11月2日現在で 5・45㎏ までになりました!!
猫ちゃんのダイエットは難しいですが、旅子ちゃんがやっている方法を紹介します。
ペットボトルでもプラスチックケースでもいんですが、フードが出てくるくらいの穴を何か所かあけ、転がさないとご飯を食べられないようににします。
慣れるまでは、大き目の穴で多めに開けてあげるといいですよ(^v^)
がっついてご飯を食べてしまう子、ご飯の時しか動かないような子におすすめです。
下に旅子ちゃんの食事の様子を撮ったので見てみてください。
2011年11月8日 火曜日
第9回 パピーパーティー開催しました
11月6日(日)、第9回目のパピーパーティーを開催しました!
今回はプードル・ミニチュアダックス・チワワちゃん3頭の参加でした。
みんな社会化の練習でおやつももらったよ(^v^)
ハンドリングもよくできてましたね★
最後には3頭で仲良く大運動会でした!!
次回の開催は1月の予定です。
2011年11月1日 火曜日
どうぶつのがんと向き合う ~治療編~
今回は、現在どうぶつのがん治療で可能な治療法とそのメリット、デメリットについてお伝えします。
手術療法
がん治療では最もよくおこなわれる方法です。完全切除が可能ながんや、完治が望めなくても、少しでも多くがんを取り除くことでよりよい生活の質を維持できる可能性がる場合に適応される治療法です。
メリット:完全切除できた場合には根治が可能。
デメリット:全身麻酔、手術時間の延長などによる身体の負担は大きい。
抗がん剤療法がん細胞を殺す薬を点滴や注射で体内に入れます。
抗がん剤が最も効果があるタイプのがんや、手術が難しい患者さんに適応されます。術後のがん再発予防にも使われます。
メリット:全身麻酔の必要がない。
入院の必要がない。
デメリット:正常な細胞にもダメージを与え、副作用が出ることがある。
放射線療法がん
細胞に直接ダメージを与えます。手術が難しい場合や、術後の再発予防の目的で行われます。
メリット:短時間、通院で治療可能。
デメリット:正常な細胞にもダメージを与える可能性がある。利用可能な施設が限られている。
これ以外にも、前回ご紹介した免疫療法や、補助療法としてのホメオパシー(病気の症状と同様の症状を起こす微量の薬物で抵抗力を起こし治療する)、鍼灸、アロマセラピーなどがあります
これほどたくさんの選択肢のなかから、その子その子にとってのベストな治療を選ぶことは大変なことです。たとえばリンパ腫に対して抗がん剤療法を行うにしても、何種類もの抗がん剤を使う強力な治療法から、単一の抗がん剤によるマイルドな治療法まで数種類あり、その投与スケジュールも状態によって異なります。
どの治療法を選択するのかは、がんの種類、進行度、どうぶつの年齢、体力、ご家族の希望、治療にかかる費用、全てを考慮しなければいけません。
獣医師はご家族に以上のこと全てを説明して同意を得る義務(インフォームドコンセント)があり、ご家族は全てを知る権利があります。
がん治療の大切な点は、獣医師、病院スタッフ、ご家族が信頼関係のもとで治療を進めることと、ご家族自身がさまざまな決断をされる際に、病院任せにせず、自身でもよく調べたり、考えたりすることで、納得のいく治療を受けることです。
次回は、家族ができるホームケアや、がんの予防について。
お楽しみに。
2011年9月2日 金曜日
看護士の靴下が素敵
20代の看護士達のセンスがいまいち理解できない獣医師達、、。
何故か都内の友人の病院でも同じく看護士達の靴下が素敵すぎて理解不能。
私も挑戦しちゃおっかな♡
2011年8月23日 火曜日
8月のコラム どうぶつのがんと向き合う
家族と暮らすどうぶつたちが以前よりずっと長生きできるようになった今、人と同じように高齢で起こる病気、とくにがんにかかりやすくなっている現状があります。
海外の統計では、実に2頭に1頭のわんちゃんががんに冒されてしまうという報告もあります。
そのような状況のなかで、獣医療の発展にともない、どうぶつも人と同じレベルのがん治療が受けられるようになりました。
しかしどれほど獣医療が進歩しても、どうぶつのがん治療では、「クオリティー・オブ・ライフ(生活の質)」の維持が最優先となります。
もちろん、初期段階や完治が望めるがんであれば、がんを治す治療を行います。
ある程度の副作用やリスクが伴う治療を行うこともあります。
ただ、治療はあくまで家族とともに毎日幸せな生活を送るためのもの。
完治が望めないようながんの場合には、生死に関わる積極的治療や重大な副作用のある治療をしてでも苦しくとも一日でも長く、という選択をとることはありません。
それよりも目前の死を受け入れつつ、一日一日を苦しみなく、穏やかに過ごすための治療を行います。がん治療は行わず、がんに伴う痛みや苦しみだけを取り除いてあげる対処療法を行うこともあるでしょう。
どうぶつは自身ががんであることを知りません。どれほどの時間が残されているのかと考えて不安に駆られたり、何をしておくべきなのかと未来を予測することをしません。
毎日の生活に幸せを感じ、「今」を生きています。
どうぶつのがん医療は、獣医師、病院スタッフ、ご家族が一つのチームとなって、どうぶつの「今」を平穏に、幸せにすごすために取り組む医療です。
どれほどがん医療が進歩しても、この基本概念は変わりません。
現在行われているどうぶつのがん治療には、外科療法、放射線療法、抗がん剤療法、免疫療法、また補助療法として、ホメオパシー、鍼灸、アロマセラピーなどがあります。
次回はそれぞれの治療法について解説します
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