2020年12月24日 木曜日
今年もありがとございました!
あっという間に今年も終わってしまいます…
今年はいろいろと大変な1年になってしまいましたが、こんなご時世だからこそ!
あまもっちゃんには大活躍してもらいました笑
ブログでは好き勝手やらせていただき、お褒めの言葉をいただいたりもして、本当に嬉しい限りでございます!!笑
そして、stayhome時間をあまもっちゃんで満たしていただけたら…と思い、インスタグラムとYouTubeも開設しました!!笑
皆さん、フォロー&チャンネル登録はしていただけましたか?
そしてそして、今年もこの時期がやってきました!!
年明け1月2日、3日!
朝8時からは、箱根駅伝です!!!!
全神経を集中させて応援したい!と、今年もあまもっちゃん応援色紙を駒澤大学さんに送らせていただきました!
そしたらなんと!!
駒澤大学のインスタグラムに!!また載せていただけた!
あまもっちゃんww
選手の笑顔が嬉しい!!
欲を言えば、あまもっちゃんのことをどう思ってらっしゃるのか聞きたいな~~なんて思っていた今日この頃、
とてつもなくビックリすることが…!!!
駒澤大学の素晴らしき監督・大八木監督の、
素晴らしき奥さまから直々に郵送物が届いたんです!!!
これが届いたよ…と三田さんが持ってきてくれたとき、白井は信じられず手が震えました。
あまもっちゃんの顔をちゃんと見てくださり、
似てる猫さんのポストカードにメッセージを…
お気遣いが…(嬉泣)
箱根駅伝のポスターとタオルも…!!!
嬉し過ぎます~~~~~~~~~~~~~~!!!
「なんで駒澤大学を応援してるの?」とよく患者様に聞かれますが、
いつも「○○だからです」と上手いこと答えられず…
素晴らしいことがありすぎて上手く説明ができなかったのですが、
これで伝わりましたかね??
いや、これだけでは伝わらない!!!
選手の真摯な素晴らしい走りを、見ていただきたい!!!
ですので、箱根駅伝でしっっっかりと、応援をお願いします!!!
(もう私は何なんでしょう笑)
今年は、絶っっっ対に現地には行かず、テレビ観戦です!
STAY HOME EKIDEN !!
そして選手の走りに負けないよう、私たちも今年のラストスパート!
と、来年も一生懸命がんばります!!!
今年もありがとうございました!
来年もよろしくお願い致します!
白井(^J^)
2020年12月16日 水曜日
アマー・モッチャンと賢者のグラサン
〔第1章 引き取られた男の子〕
家族もひとりの友達さえもなく、静かに生きる少年。
誰からも愛されず、何ひとつ持たず、間違いなく自分のものといえるのは、体型と左右不対象な目だけ。
それが、アマー・モッチャン。
アーマ州スエヒッロ通り2-4番地 階段下の物置にアマー・モッチャンは居た。
「アマー・モッチャン~!!朝ごはんの支度をしろっ!」
物置部屋の外からカンガルー叔父さんの声がする。
あぁ、もう朝か、、アマーは思った。
メガネをかけたポヨポヨ体型で、茶トラの模様を持ち、両目の大きさが不対象な男の子アマーは
生まれてまもなく両親とはぐれ浮浪児となり、叔父のカンガルーに引き取られ育っていた。
アマーの保護者になったカンガルー叔父さんと、従弟のヒヨコーは、アマーをこき使い、階段下の物置に住まわせていた。
「こら、アマー。今日は焦がすんじゃないぞっ!」
カンガルー叔父さんはそう言いながら、目玉焼きのフライパンをアマーに乱暴に押し付ける。
「…はい、叔父さん。」
「おい、アマー、目玉焼きなんて俺への当てつけか?」
従弟のヒヨコーが体当たりをしながら、アマーに罵声する。
「…別に。」
悪夢のような毎日がもう何年も続いている、、
こんな日に終わりが来ようとはアマーは思ってもいなかった。
11歳(人間換算)の誕生日にあの手紙が届くまでは…
〔第2章 謎の手紙〕
ある日の昼過ぎ、ヒヨコーの甲高い声がスエヒッロ通り2-4番地に響いた。
「パパぁ~!アマーに手紙が来てるぅ~!!!!」
甘やかされて育ち未だにに字が読めないヒヨコーはその手紙をカンガルー叔父さんに渡す。
「何を言っているんだ息子や…アマーに手紙なんぞ来るわけなかろう!」
面白そうにせせら笑いながらカンガルー叔父さんは手紙の封を切る。
「ちょ、パパ!なんて書いてあるの?!」
「…親愛なるアマー殿…
このたびアマワーツ魔法魔術学校にめでたく入学を許可されましたことを心よりお喜び申し上げます。教科書並びに必要な教材リストを同封いたします。
新学期は9月1日に始まります。アマワーツ特急にてお越しください。
敬具
副校長 タビゴナガル……………………..」
読んでいるカンガルー叔父さんの血の気がみるみる引いていく。
アマーには分からないことだらけの内容でチンプンカンプンだ。
アマワーツ?魔法?入学?アマワーツ特急?タビゴガナル?なんだ?
そして最後のアラミントリプルってなんだ?
「カンガルー叔父さん、この手紙は何?アラミントリプルって?」
アマーは冷静にカンガルー叔父さんに聞く。
カンガルー叔父さんは血の気を取り戻し、今やブチ切れ寸前だったからだ。しかしアマーの静かな問い掛けであっても、カンガルー叔父さんは爆発した。
「お前はイカれた魔法使いなんだっ!お前を引き取ったときに知った!だが行かせん!」
カンガルー叔父さんはアラミントリプルの謎は解いてくれなかった。
「なんだって?僕が魔法使い?!ちょ、魔法使い???」
カンガルー叔父さんが荒れ狂おうとなんだろうと、自分が魔法使いだったと聞かされて引き下がるわけにはいかない。
「行かせないってどうゆーこと?普通に行きたいんだけど。」
「そんなイカれた学校になんか絶対に行かせんぞっ!どうせおかしな校長が居る学校なんだろう!」
「俺の前でアマワーツと、校長ダンブルインチョウを侮辱するな!!!!!」
突然、どこからともなく大男が現れた。
〔第3章 畑の番人、現る〕
「オォー!アマーだ!」
と大男が言った。アマーは、恐ろしげな茶色い分厚い髪の男を見上げ、つぶらな瞳が笑いかけているのを見つけた。
「おまえさんの両親に会ったのはいつだったか…アマー、おまえさんはお父さんにそっくりだ。でも体型は母さんの体型だなぁ」
「あなたは誰ですか?」
アマーは淡々と聞いた。なんてことない、アマーはこういう話し方だった。
カンガルー叔父さんとヒヨコーは、アマーの後ろで怯えて動けなくなっている。
「自己紹介がまだだったな。俺はクマリッド。アマワーツの畑と領地の番人だ。」
大男はクスクス笑いながら答えた。
「いいかアマー。チンタラ話しているヒマはない。俺が知っていることを一気に話すからちゃんと聞いていろーーーーただ謎に包まれている部分もあるからそこは我慢してくれ…
お前は魔法使いだ。お前のお父さんとお母さんもそうだったようにお前もその血を受け継いだんだ。
だがその昔、悪の魔法使いが居たんだ。そいつの名は…」
ここまで言ってクマリッドは声を落とした。
「一気に言うんじゃなかったの?そいつは誰なの?」アマーも気になって仕方がない。
「そいつの名前は…アマデモート。事の起こりはこいつからだと言える。こいつが暴れに暴れて悪も悪の魔法使いになってしまった。皆が名前を口にすることさえ恐れるようになった。だが、アマーのお父さんとお母さんは立ち向かった。ここからは謎なんだが…立ち向かったアマーの両親はいきなりどこかへ行ってしまった。
そして1人残されたアマーを俺が捕まえて、ダンブルインチョウの所まで連れて行ったんだ。」
「僕の生い立ちはなんとなく分かったけど。ダンブルインチョウって?」
「アマワーツ魔法魔術学校の校長先生だよ、アマー。ダンブルインチョウは凄いんだ!例のあの人が唯一恐れた人物なんだ。
それとアマー、アマーのその左右不対象な目は、ただの左右不対象な目じゃない!
それはお前さんが両親とはぐれた時になぜかそうなってしまった目なんだ…」
クマリッドは涙や鼻水を拭きながら言った。
「よし!アマー!こんなとこに居ないで、アマワーツに行こう!お前さんは有名なんだ、引き取られた男の子なんだ!
勇敢にも例のあの人と闘いどこかへ行ってしまった両親の息子アマーは、最も偉大な魔法使いダンブルインチョウの元で魔法を学び、優秀になるんだ!!!」
クマリッドの勢いは止まらない。でもアマーは、さっき出逢ったばかりの大男なのになぜかクマリッドのことは信頼できた。
自分が…魔法使い…父さんと母さんは悪い奴と闘ったらなぜだか居なくなった…
アマーは、ふと後ろを振り返る。
…この人たちと居るよりマシか。
「クマリッド、僕、行くよ、アマワーツに。」
「そうとなったらさっさと出発だ!もたもたしているヒマはない!!!」
〔第4章 アマアゴン横丁でショッピング♪〕
アマーとクマリッドは入学に必要な物の買い物に出た。
そこはなんでも揃う、アマアゴン横丁だ。
「さあアマー、杖を買いに行こう!」
「杖と言ったら老舗のアマアンダーの店に限る♪」というクマリッドのオススメ杖ショップに連れて来られたアマーは
その店の怪しさに度肝を抜かれた。
自分と似たような容姿の杖職人が裏ルートどーのこーのと言ってきたからだ。
「ありがとう、アマアンダー。なんせあの有名なアマー・モッチャンの杖だからな、そんじょそこらの杖じゃなるまい。」
どうやらクマリッドの差し金らしい。アマーは裏ルートで仕入れられた杖を手にしてみる。
更にアマーは度肝を抜かれた。アマーが裏ルート杖を手にした瞬間、杖が光りだし、風が巻き起こった。
アマーがびっくりしていると、杖職人アマアンダーはドヤりながら言った。
「魔法使いが杖を選ぶんじゃない。杖が、魔法使いを選ぶんだ。この杖はアマー・モッチャンを選んだんだ!
しかし…わしは例のあの人も裏ルート杖を売ったのだ…わしは売った杖はすべて覚えておる」
アマアンダーのドヤりは止まらない。
そんなにドヤられても….。とアマーは思った。例のあの人も裏ルート杖…この店大丈夫なの?
取り扱い注意な裏ルート杖、という特殊な杖を手に入れたアマーは微妙な気持ちになりながらアマアンダーの店を後にした。
〔第5章 雨ま鍋〕
買い物で疲れたアマーとクマリッドは何か食べようと、パブに入った。
「雨ま鍋だ。いい店だぞ」
レストランが良かったなぁ。と思いながら、雨ま鍋というパブに誘われたアマーは怪しげな人物が奥に居るのが見えた。
ターバンを頭に巻いた男がこちらにやって来る。
アマーはますますレストランに行きたくなった。
「おお、アマー、こちらアマレル先生だ。アマワーツで闇とアマの魔術に対する防衛術を教えてらっしゃる。」
クマリッドが紹介してくれた。
「はじめまして。アマー・モッチャンです」
「ア、ア、アマー・モッチャン…」アマレル先生はドモりながらか細い声を出した。
なんか変な人だな、とアマーは思ったが、先生だと言うのだから態度は良くしなきゃ、と察し、
「これからよろしくお願いします!!!」と地響きするような大声で言った。
その声にもビビるアマレル先生を残して、アマーとクマリッドはパブでまあまあな食事を楽しんだのだった。
やっぱりレストランが良かった、というアマーの気持ちは変わることはなかった。
〔第6章 アマワーツ特急に乗って〕
いよいよアマワーツへの旅が本格的に始まる-----
キングス・アマス駅に到着したアマーはウキウキして今にも発狂しそうだった。
そんなアマーにクマリッドは
「じゃあアマー、アマワーツ特急に乗ってればテキトーにアマワーツに着くから。じゃ、またな~」と言ってパブに戻ってしまった。
これから一杯ひっかけるに違いないとアマーは思った。
数分待っていると、ホームに紅色の蒸気機関車が停車した。
アマーはしれっと座り、特等席をGETした。
「乗り心地サイコー!もっと飛ばせ~~~!」
解放感からかアマーは大声で叫んでいた。そこへ現れた勝気な少女。
「法定速度を守って運行しているんだから野蛮なこと言わないでくださる?」
「ん?あんた誰?てか、いきなり何?」
「私はタケハーマイオニー・グレンジャー。ここに座ってて良いかしら?他に席がなくて。」
そう言うと、タケハーマイオニーという女の子はアマーの隣の席に座り、ひたすらお喋りし始めた。
「どうでもいいけど眠いな~~。もうここまで怒涛の時間だったから疲れた。ちょっと寝る」
「えっダメよ、もう到着するわよ、アマワーツに。」
「えっ、もう?!」
乗ったばかりに思えたが…アマーは訳も分からないままアマワーツ特急は、アマワーツ学校の最寄駅アマドミード駅に到着していた。
「記念に写真撮りましょうよ!」
元気が良すぎるタケハーマイオニーに押されつつ、記念写真を撮る2人。
「本当はツーショが良かったのに車掌さん、勝手に入ってきたね~~」
「別にどっちでも良いけど。」
何はともあれ、アマーはアマワーツ魔法魔術学校に来たのだ——、、タケハーマイオニーと共に。
〔第7章 組み分けの儀式〕
駅から徒歩3分。日当たり良好。サンルーム付きのとても大きな物件…あっ建物は、アマーにとっては城に見えた。
城のすぐ外にはクマリッドが守っているであろう畑があった。アマーはクマリッドを探したが姿は見えなかった。
(※中心にはチューリップ球根を植えております。野菜部の冬季はお花とグリンピース活動ですのでこちらの成長もお楽しみ下さい!笑)
アマワーツ城の右手には広大な森。
生まれつき森が好きなアマーは浮足立った。
「森だ~~~」
そんなアマーにタケハーマイオニーはピシャリと言う。
「暗黒の森は生徒は立ち入り禁止なのよ。ものすごく恐ろしい魔物が住んでいるんですって。あなた、アマワーツの歴史という本読んでこなかったの?」
タケハーマイオニーがそう言った瞬間、森の奥に茶色い生き物がドサドサ走っているのが見えたような気がした。
そんなこんなで城内へ。玄関を入ってすぐいかにも厳格そうな先生がアマーたち1年生を待ち構えていた。
「アマワーツ入学おめでとう」
この人に逆らってはいけない。。アマーは直感した。
タビゴガナル先生は1年生全員を見渡すときびきびした口調で言った。
「これから組み分けの儀式を執り行います。まずは何より皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。寮の組み分けはとても大切な儀式です。
アマワーツにいる間、寮生が皆さんの家族のようなものです。授業も寝るのもプライベートもなんでもかんでも寮です。
寮は4つあります。アマフィンドール、アマフルパフ、アマブンクロー、そしてアマザリンです。
それぞれ輝かしい歴史があって、偉大な魔女や魔法使いが卒業しました。アマワーツに居る間、皆さんの良い行いは、自分の属する寮の得点になりますし、反対に規則に違反した時は寮の減点になります。学年末には最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられます。どの寮に入るにしても、皆さん1人1人が寮にとって誇りになるよう望みます。
まもなく組み分けの儀式を始めますので、それまで身なりを整えて待っていてください。」
「僕はアマザリン以外あり得ないから組み分けなんて必要ないけどね」
タビゴガナル先生が居なくなった途端、偉そうな声が響き渡った。
誰だ?アマーが声の出所を探すと、ブロンドの髪をなびかせた男の子がアマーを見ていた。
「有名なアマー・モッチャン。僕はアマフォイだ、アマコ・アマフォイ。」
…ww
アマーは彼のおかしな名前に噴出してしまった。
「僕の名がおかしいか?僕は純潔なんだぞ。あの人と同じ、純潔で有能でアマザリンに入るんだ。いいだろう?」
アマフォイは怒りながらも優越感に浸りながら話している。
アマーは、この男の子のことが好きになれそうだと思った。
偉そうな話し方、あの人とはアマデモートのことだろう、そのアマデモートが有能だとか言っている時点で話の馬が合うわけがない。
そして、ビジュアルが、無理だ。
「なんかよくわかんないけど、君とはお友達にはなれないな。いろいろ無理。」
「なんだと?!」
アマフォイが激怒して、アマーに掴みかかろうとした瞬間、タビゴガナル先生が戻ってきた。
「何をしているんですか?」タビゴガナル先生はアマフォイを見下ろして
アマフォイだけを静かに叱った。
「…別に。」
組み分けの儀式が始まるので着いて来い。とのタビゴガナル先生の言葉にただただ着いていくアマーたち。
そもそも組み分けの儀式とは何なんだ?アマーが考えた瞬間、サッサと説明された。
どうやらこの帽子が寮を決めてくれるらしい。
「アマフルパフは劣等生が多いって聞くから入りたくないなぁ」
「や、アマザリンよりマシだら!」
1年生の囁き声がアマーにも聞こえた。
タビゴガナル先生はサッサと1年生を呼びつけ帽子をかぶせていく。
呼ばれたタケハーマイオニーは「人生が決まるようなもんだわ…」と怯えながら進み出る。
タケハーマイオニーが帽子をかぶって数秒後、帽子は「アマフィンドール!」と叫んだ。
在校生たちからの歓声が響く中に、タケハーマイオニーがルンルンで入って行った。
次に、アマフォイが呼ばれた。ものすごくもったいぶってアマフォイは前に出ていくのでアマーはイライラした。
アマフォイが帽子をかぶるかかぶらないかよく分からないタイミングで帽子は「アマザリン!」と叫んだ。
アマフォイはニヤニヤして、危険そうな歓声を上げるアマザリン生の中に入って行く。
そこでイジめられろ。とアマーは思った。そんなことを思っているとアマーの名前が呼ばれた。
アマー・モッチャンの名前が聞こえると、全員が静かになりアマーと帽子を見つめた。アマーはドキドキした。
自分が帽子をかぶってみると、帽子の声が聞こえる仕組みになっていた。
「ウーム、この子はどこの寮に入れようか…♪」
「アマザリンはダメ!」アマーはすぐに言った。
「アマザリンは嫌かね?君はアマザリンに入れば偉大になれるかもしれないのに」
「アマザリンは嫌なヤツ多すぎ!ぜったい嫌でしょ。」
「そうかね…ではむしろ…」
アマーは固く目を閉じて、自分の運命を委ねた。たとえ邪悪なアマザリンだろうと、劣等生が多いと言われるアマフルパフだろうと、
これまでのカンガルー叔父さんとヒヨコーとの暮らしよりはマシなはずだ、、、
「アマフィンドーーール!!!」
一段と大きな帽子の声が聞こえた。
良かった…アマーは嬉しさのあまりクタクタになりながら、アマフィンドール生の群れの中に入って行ったのだった。
〔第8章 賢者のグラサン〕
なんやかんやで学校生活にも慣れたころ、ガリ勉タケハーマイオニーに付き合って、アマーは図書館で本をパラ見していた。
「ふーーーん」
そんな時、アマーは怪しい本を見つけた。
「賢者のグラサンについて…なんじゃこりゃw」
興味本位で怪しい本を読んでみると、アマーには珍しいことにガチ読みになった。
「なになに…賢者のグラサンとはその名の通り、賢者にしか掛けられないグラサンである。これを掛けると無敵になれる。…おお、欲しい!」
その記述の後に、誰かの走り書きでメモが書いてあった。
___そのグラサンは盗まれました。今は例のあの人が所有しています。例のあの人はアマレル教授と一緒に居ます。アマラス・フラメル___
とてもマズいことが書いてある…アマーは思った。
それにしても、賢者のグラサンの製造者アマラス・フラメルという人はそんなに大切な物を易々と盗まれないでもらいたい、ともアマーは思った。
賢者のグラサンとやらを掛けたらアマデモートは無敵になってしまう!しかも賢者しか掛けられないグラサンを奴が掛けてしまったらそれはそれでムカつくし~~。
しかもしかもアマレル教授は奴とグルだったのか!だからあんなに怪しくてキョドってたんだな納得!
アマーはアマレル教授を探すことにした。
そして見つけた。
アマレル先生は弱って寝ているようだった。
アマデモートはアマレル教授と一緒…どこにいるんだ?アマデモート…
そうこうしていると、アマレル先生のターバンの中から声がしてきた。
その声と共にターバンが解かれていく…
「ははは…来たな…アマー…」
アマデモートの冷え切った声が、アマーの耳に届く。
だんだんと露わになってくるアマレル先生の後頭部…
なんだか色々な意味で見たくないな…アマーは思ったが、せっかくのキメ所を台無しにしても悪いかなぁ、と思い黙って見ていた。
すべてが露わになった。なんと、アマレル先生の後頭部にアマデモートが棲みついていたのだった。
なんともおぞましい光景。
アマデモート兼アマレル先生の手には盗んだ賢者のグラサンが。
「ははは…アマーよ、びっくりしたことだろう…おまえの両親と闘ったあと弱った私は、こうして誰かに貼りついて生きるしかなかったのだ…
しかし、賢者のグラサン…これを付ければ無敵になれると、アマワーツの蔵書でこのアマレルが見つけたので、サッサと盗みに行ったら超ラッキーに窃盗成功♡
だがしかし、わたしの構造上の問題なのか、このグラサンを掛けることができない…それ故、無敵になれない…
どうしたら良いのか…??!!」
アマデモートは感情的に叫ぶ。
「知らないし。」
アマーは淡々と言い放った。なんてことない、アマーはこういう話し方だった。
そしてなぜかバカバカしくなり、アマデモートに攻撃の呪文を向ける。
「アマモッチャーーーン!」
するとアマデモートは更に弱っていく。
撃退されたアマデモートは賢者のグラサンを手放した。
チャンス!!!アマーは手を伸ばし、賢者のグラサンをその手で掴んだ。
「やったぞ~~~~」
アマーは嬉しさ爆発してそのまま持って帰ろうかと思ったが、一度ダンブルインチョウに自慢してからにしよ~~と思いとどまり、うきうきしながら見せに行った。
「見てーダンブルインチョウ~♪賢者のグラサン盗人のアマレル先生とアマデモートを撃退して、賢者のグラサンもGETしちゃった~♪」
アマーの言うことを半信半疑で聞いていたダンブルインチョウも、段々と状況を把握していく。
「アマーや、よくやった。この賢者のグラサンの製造者アマラス・フラメルはわしの古くからの友人なのじゃ。このグラサンが盗まれたと相談を受けていたのじゃが、探すのを忘れておった。これをアマラスに返してやろう。」
ダンブルインチョウはしれっとグラサンをアマーから受け取ると、そのまま行ってしまった。
「えええええ~~~~~~!!!」
ダンブルインチョウにイイとこ取りをされてしまったアマーは、もはや何も言えず、静かにアマフィンドール寮に戻ったのだった。
そしてなんやかんやで学年末がやってきた。
アマーの素晴らしい行いによってアマフィンドール寮は優勝し、アマーはご褒美に、最高級の箒ニンバス2000を買ってもらった。
アマーを乗せたニンバス2000は雲をも超えて、空高く疾走する___
魔法界に戻ってきたアマーは、どんな課題が降りかかってきても、ぐんぐん進んでいく。
たとえ、過去が辛くても、過酷な運命が待っているとしても
新たな魔法使いとしての自分を信じて、突き進んで行くのだ____
読んでいただき、ありがとうございました。
全世界に先駆けて、2020年内に公開できたのは、皆様のおかげでございます。
ただ今回は様々なアクシデントがありました。
なんと、たけちゃんが撮影をすっぽかして、女の子たちと遊びに行ってしまうという想定外の出来事が…
(たけちゃん最高に楽しそうで羨ましいです♡ )
あまもっちゃんには、古川さんという最強マネージャーがついていてスケジュール管理も徹底されているのですが、たけちゃんにはまだマネージャーがついておらず、、、
とはいえ、撮影中のアクシデントはすべて、監督の私にあります。
たけちゃんの出演が少ないことに関してはお詫び申し上げます。たけファンの皆様、次回作をご期待ください。
ですが、このアクシデントを生かして、今回は最先端のテクノロジー【合成w】を私の作品に盛り込むことに成功致しました。
困難に打ち勝ち、その先を行く。ということを、プロ意識の高いあまもっちゃんに教わる作品となりました。
あまもっちゃんには、何役をも演じてもらいました。彼のギャラは何倍にもせねば、と考えております、ははは
最後に、私は”原作”が昔から大好きで、このように素敵な俳優たちをキャスティングして映画を撮れたことにこの上ない喜びを感じております。
あまもっちゃんの目が左右不対象なところも、ポヨポヨな体型も可愛くて大好きなんです。
今後とも、私たち、映画人をやさしく見守ってください♡(笑)
よろしくお願い致します!
(長くなってしまってすみません笑)
白井(^J^)
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